前川前事務次官「加計は国会の場で明らかにされるべき問題」
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来週、正式に認可される見通しとなった加計学園の獣医学部。しかし、この問題で、
「行政がゆがめられた」と指摘してきた文部科学省の前事務次官・前川喜平氏はなおも
疑問を呈しています。
3日の獣医学部建設現場の様子。建物の最上部には、「岡山理大」「獣医学教育病院」の文字が。
定員は140人、日本最大の獣医学部が来年の春に誕生することになります。文部科学省の
大学設置に関する審議会は2日、加計学園の獣医学部について、設置を認める意見をまとめました。
獣医学部設置をめぐっては、加計孝太郎理事長が総理の「腹心の友」であったこと、
「総理のご意向」と記された文書が文科省に存在していたことなどから、安倍総理の関与が
あったのではないかと指摘されてきました。なかでも文科省の前事務次官・前川喜平氏は、
「加計ありき」で「行政がゆがめられた」と訴えてきました。
「設置審は既存の最低基準に照らして設置できるかどうかを確認するだけの機関」(前川喜平
前文科事務次官)
前川氏は認可されたとしても、加計学園が選ばれたプロセスの不透明さが解消されたわけでは
ないと指摘します。
「獣医学部に関しては、もともとの経緯として、国家戦略特区で特別に認められた経緯があるので、
その経緯に照らして、もう一度検証する必要があると思う。権力の私物化と疑われるようなことが
あったのではないか。この問題はいずれにしても残る。きちんと国会の場で明らかにされるべき問題」
(前川喜平 前文科事務次官)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3202425.html
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