【藤山健二の独立独歩】
2020年東京五輪のトライアスロン、オープンウオーターの会場となるお台場海浜公園の水質が問題となっている。
東京都と組織委員会が本番と同じ時期の7〜9月に行った水質調査で基準値を大幅に上回る
糞便性大腸菌などが検出されたもので、都と組織委は記者会見を開いて調査結果を公表するとともに、
一部の選手たちに直接説明するなど対応に追われた。
中略
余計な不安感をあおらないためにも、専門家による懇切丁寧な説明が望まれる。
だが、都と組織委の責任者が出席して行われた会見は分かったような
分からないようなもどかしい質疑に終始した。
競技ができるかどうかの最終的な判断はいつ、どの地点での調査に基づき行われるのか。
数値がどの程度まで下がれば実施できるのか、あるいはできないのか。
大腸菌以外の菌への対応はどうするのか。いずれも明確な答えはなかった。
質問している記者の方もほとんどが水質問題に関しては素人だ。
逆に言えば疑問や不安は一般市民に近い。専門の知識を持った人が
きちんと科学的に説明してくれれば納得できるのだが、残念ながらそうはならなかった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171018-00000084-spnannex-spo
10/18(水) 10:00配信
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https://www.jiji.com/jc/article?k=2017101400485&g=spo