安倍晋三首相の地元、山口4区。公示日となった10月10日、安倍首相の代理として、夫人の安倍昭恵さんが「第一声」を上げて選挙活動をスタートさせた。
しかし、公示日直前にある男性がTwitterで呼びかけた一言が波紋を呼んでいる。

男性は10月7日、「とにかく初日一人でも多く山口4区に来て、安倍あきえを取り囲みましょう!10日が盛り上がれば本当に安倍総理に選挙で勝てる!」などと投稿。
その後、男性は安倍首相と同じ山口4区から無所属で立候補していることから、安倍首相を落選させる目的で、遊説中の昭恵さんを取り囲むように呼びかけたとみられる。

産経新聞の報道によると、安倍首相の陣営は、昭恵さんに危険が及びかねないとして、警察に相談したという。
男性は産経新聞の取材に対して、「実際に取り囲むかどうかは別として、それくらいの気持ちの人が一杯いるということだ」と答えて
いる。

この行為に法的な問題はないのだろうか。清水陽平弁護士に聞いた。

「立候補者やその家族を取り囲もうと呼びかける行為は、論戦をしているものではなく、一定の有形力の行使を伴うことを想起させます。
取り囲むだけで直接触れるのでなくても、自由が制限され、言われた側からすれば一定の恐怖を感じることが予想できます。
その意味で、(警察が取り合ってくれるかどうはさておき)脅迫罪に該当する余地があります。」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171017-00006815-bengocom-soci