14日、噴煙が2300メートルの高さまで上がった霧島連山の新燃岳は、15日朝になっても噴火が続いていると見られます。
気象台は、噴火警戒レベル3を継続し、火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

福岡管区気象台によりますと、宮崎と鹿児島の県境にある霧島連山の新燃岳は、一時、噴火が止まっていましたが、
14日の朝、再び噴火し、噴煙が、今月11日の噴火以降最も高い火口から2300メートルまで上がりました。
また、14日午後には、噴煙が、火口から高さ1000メートルまで上がるなど、活発な火山活動が続いています。

気象台によりますと、15日朝も噴火が続いていると見られます。これまでに、噴火に伴う大きな噴石や火砕流は
確認されていませんが、気象台は、今後、より規模の大きな噴火が発生するおそれがあるとして、噴火警戒レベル3の
火口周辺警報を継続し、火口からおおむね2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

また、14日の調査で、山の北東方向にあたる宮崎県内の各地や、山の周辺にあたる鹿児島県内の各地で火山灰が
降ったのが確認されていて、気象台は、多量の灰が予想される地域では不要な外出や車の運転を控えるよう呼びかけています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171015/k10011178391000.html