道路は自動車だけのもの?映画『Bikes VS Cars』が問いかけるクルマ偏重のいまとこれから
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今も世界中で増え続ける自動車。一方で大都市では慢性的に大気汚染や交通渋滞が生じ、自転車や歩行者との交通事故もなくなりません。
クルマ中心の都市交通に「道路はクルマだけのもの?」と問題提起するドキュメンタリー映画「Bikes VS Cars」(フレドリック・ゲルテン監督、2015年スウェーデン作品)の上映会が10月1日に横浜で行われました。

日本でも車道左側に自転車レーンやピクトグラムの設置が始まり、自転車が車道を走るための環境が少しずつですが整ってきました。
海外はどうでしょうか? 自転車通行「先進国」のオランダやデンマークは別にして、圧倒的にクルマ中心の大都市も多そうです。

 映画は世界各地の大都市で、道路交通のほとんどがクルマで占められている様子を取材。その中の一つ、ブラジルのサンパウロでは、クルマ対自転車の事故が毎日のように発生。
犠牲者を悼むサイクリストや市民らが、事故が発生した路面に白く「ゴーストライダー」をペイントしています。


サンパウロで、クルマとの事故で亡くなったサイクリストを悼み掲げられた「ゴーストバイク」
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カナダのトロントでは、自転車嫌いで知られるロブ・フォード市長の時代(2010〜14年)に自転車レーンが削減されるということも起きました。当時、フォード市長は「自転車事故で誰かが亡くなるのは心が痛むが、結局は自業自得だ」と発言。
映画では、サイクリストが道路作業車の前に横たわって、自転車レーンの撤去に抗議している様子も記録されています。



『Bikes VS Cars』予告編。
https://youtu.be/et8iEIPhooM