京都府は12日、強い毒をもつ南米原産の「ヒアリ」とみられるアリの千匹以上の死骸が同府向日市で見つかったと発表した。同市内に運ばれてきたコンテナ内で確認され、女王アリとみられる1匹も含まれていた。
府は環境省に報告し死骸のサンプルを送付。同省が調査する方針だ。

府によると、コンテナは9月20日に中国・海南島を出て香港経由で今月3日に大阪南港に到着。12日朝、トレーラーで向日市に運ばれてきたという。
業者がコンテナを開けたところ、生きたアリを発見し、殺処分した後に府に連絡した。

鑑定によりヒアリと確認されれば、環境省は府、同市と現場の殺虫処理を行うとともに周辺で駆除を実施する。同省によると、国内でヒアリが確認されたのは11都府県、21事例目。

http://www.sankei.com/west/news/171012/wst1710120070-n1.html
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