紛争と開発:平和構築のための国際開発協力の研究 平成19(2007)年3月
研究代表者 佐藤安信 (東京大学教授・大学院総合文化研究科)
>難民キャンプに武装勢力がまぎれている場合、受け入れ国が、この勢力を積極的に支援し強化することもある。
>武装難民は、難民受け入れ国が難民送り出し国との交渉時のカードにもなるからである。
http://cdr.c.u-tokyo.ac.jp/RCSP/rcsp_admin/wp-content/uploads/kaken.pdf

防衛研究所紀要 第2巻第3号 1999年12月
長尾雄一郎・坂口賀朗・吉崎知典・菊地茂雄
>混乱の具体的態様としては、複数のエスニック集団からなる国家において見られるエスニック・クレンジングや
>大量難民の発生が考えられる。周辺地域に同族の民族が存在する場合、多くの国民が自分の所属していた
>国家を放棄し、大量難民として移動を行う可能性が高い。その場合、武装難民も発生し、周辺諸国は多大の
>迷惑を被ることになろう。
http://www.nids.mod.go.jp/publication/kiyo/pdf/bulletin_j2-3.pdf

NPO日本戦略研究フォーラム会誌 『季報』平成21年秋号 Vol.42
元横須賀地方総監 古澤忠彦
>なお、海上テロ、工作船や武装難民の実態は軍人が偽装して侵攻するものであるが、国境離島のように縦深性が
>浅く警備態勢が薄い地域に対しては、破滅的な打撃を受ける場合もある。
http://www.jfss.gr.jp/old/kihou_21_Fall.pdf

人間の安全保障の射程 : アフリカにおける課題 2006年
武内進一
>武装難民が地域の安定に与える悪影響を過小評価したために,国際社会はコンゴ民主共和国内戦の収拾という
>巨大なコストを支払うことになった。
https://ir.ide.go.jp/?action=repository_uri&;item_id=42791&file_id=26&file_no=1

JICA平和構築ガイドライン案
事業戦略調査研究 平和構築‐人間の安全保障の確保に向けて‐報告書 2001年4月
>被害者が自衛のために武装したり、武装難民となって他地域に侵入する結果、侵入を防ぐために民兵が登場する
>こととなる。現在、世界の地域紛争では民兵が蔓延しており、紛争の長期化をもたらしている。
http://open_jicareport.jica.go.jp/pdf/11641586.pdf