アフリカ諸国との取引が横行している実態が明らかになった。
国連安全保障理事会の北朝鮮制裁の履行状況を調べる、専門家パネルの中間報告書が
公表された。

報告書によると、北朝鮮から送られたシリアの化学兵器開発を担う政府機関宛ての
貨物を摘発したという報告が、国連加盟国2カ国からあった。

摘発の時期や貨物の中身は明らかにされていないが、この取引は、北朝鮮の武器売買を
担う企業と、シリア当局との契約の一環とみられている。

さらに北朝鮮が、アンゴラなどアフリカの複数の国に対して、軍事訓練を指導したり、
武器を提供したという報告もあり、アフリカ諸国が制裁逃れの舞台となっている実態が、
あらためて浮き彫りとなった。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00369992.html