政治家の良心とは何か、矜持はないのか、胸は痛まないのか

倉持麟太郎


 前稿まで見てきたとおり、集団的自衛権、後方支援、自衛官の武器使用を中心として、10本を
1本にしたこの法案には不可分・不可避的に“違憲性”や“法の欠缺”という爆弾がちりばめられている。

「希望の同盟」を支える法案やそのために出動する自衛隊の基盤が、ここまで不透明かつ薄弱で
本当にいいのか。与党議員の胸は痛まないのか。

「立法府」がリーガルマインドを脱ぎ捨てることに胸は痛まないのか。

この法案の合憲性や法理的妥当性・整合性を国民一人一人に説明できるくらい法案を読んだのか、
胸に手を当てて考えたときに、その胸は痛まないか。


以下お前が言うな
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163401