「うんち」なぜ日本人は大切に? 京都でハーバード大教授講演


日本人はどうして「うんち」を大切にするのか。こんなユニークな切り口で江戸時代の文化を解説する
講演が15日、京都市右京区の京都学園大京都太秦キャンパスであった。米ハーバード大の
デビッド・ハウエル教授(近世日本史)が、肥料などに使える「うんち」の魅力を語り尽くした。

 ハウエル教授は、江戸の住民から出るし尿を周辺の農民が「下肥(しもごえ)」として買い取っていたと紹介。
崩壊直前の幕府ですら下肥の流通には気を配っていたとして、社会的な有用性の高さを説明した。

 1980年代に日本へ留学した時、漫画で「うんち」がかわいいキャラクターとして登場することに衝撃を
受けたというエピソードも披露。「うんちは下肥として有用という考えが、漫画のキャラクターに
つながったのかも」という「仮説」を示し、笑いを誘った。

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