俳優太川陽介(65)が16日、テレビ東京系「勝手にテレ東批評」(土曜午前11時6分)にゲスト出演。同局「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」が“ガチ”になったターニングポイントを明かした。

 路線バスを乗り継いで目的地を目指す番組で、ルート選びや取材交渉などは全て“ガチンコ”で行われる。太川は07年の番組開始を振り返り「初めは結構予定が決まってたんです。第1回は。打ち合わせが終わってみんなが帰った後、僕だけ残って『大体この辺で泊まって』みたいなことを聞かされてた」と話した。

 第2弾も同様のつもりでいると、全体の打ち合わせのみで終了し「一応僕がルートを聞いておくんじゃないの? って言ったら、『今回からガチでやりますから』と言われて」とスタッフから方針の変更を告げられたという。

 そのロケでは静岡県内で最終バスを逃してしまい、結局ディレクターからロケバス移動の相談が。太川は「それまでのテレビだったらそれが当たり前だから、それもあるかもねと。でも(出演者)3人でやっているから、僕だけだと悪いからみんなの前で言ってくれる? と」と他の出演者の許可を取るよう促したという。

 スタッフがレギュラーの蛭子能収とゲストの女優相本久美子に事情を伝えると「そしたら相本久美子さんが『私は嫌だ』と。『もし誰かが見ていて、あれがうそだと思われるのは私は嫌だ』と言って」とロケバス移動に反対。「そこで初めて『バス旅』みんなが覚悟を決めたのよ。彼女のひと言が。彼女がそう言って、『よしじゃあやろう』と。そこで本当のガチになった」と番組の転機を語った。

3/16(土) 23:39
日刊スポーツ

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