記事投稿日:2024/03/03 06:00 最終更新日:2024/03/03 06:00

『女性自身』編集部

「『ずっとあなたが好きだった』でプロデューサーを務めたのは、後に数々の名ドラマを手がけることになる貴島誠一郎さん。
『VIVANT』原作・演出の福澤克雄さんはまだ助監督、『SPEC』プロデューサーの植田博樹さんに至っては、現場で弁当を配っていました。TBSの将来有望な若手が結集したドラマだったんです」

こう語るのは、佐野史郎さん(68)。同ドラマのオファーは、宮沢りえ主演の『東京エレベーターガール』(TBS系)に出演したことがきっかけだったという。

「中嶋朋子さんと不倫関係にある課長の役だったのですが、封筒に入れた手切れ金を渡して冷徹に別れようとする演技が、貴島さんの目に留まったようです」

その非情さが発揮されたのは、第1話最後の朝食のシーン。

「ボクが『おいしかったよ。でも味噌汁はまずかったけどね』と言い放ったときですね。妻役の賀来千香子さんの表情が素晴らしくて“これでイケる”と確信。賀来さんとは共演歴があって、相性がいい俳優さんだと感じていました」

もう一人、相性がピッタリだったのが、母親役の野際陽子さんだ。

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