「週刊文春」編集部

 去年11月、東京・六本木で違法薬物を所持していたとしてアイドルグループ「KAT−TUN」の元メンバー・田中聖(38)が2月16日に書類送検された。

 田中は2022年2月に名古屋市内のホテルで覚醒剤を所持していた事件で、懲役1年8カ月、執行猶予3年の判決を受けたが、そのわずか9日後に千葉県柏市で覚醒剤所持の現行犯で再逮捕。昨年12月に懲役2年8カ月の実刑が確定し、2月15日に収監されたばかりだ。

これまでに計6回もの逮捕歴が

「当時、控訴し保釈中だった田中に対し、警察官が職務質問を行ったところ、所持品の中にTHCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)を含むリキッドが見つかった。THCHは大麻の違法成分と化学構造が似た化合物で、昨年8月から規制対象となっている。本人は取り調べに対し、『合法な物だと思っていた』と話しているようだ」(全国紙社会部記者)

 2017年5月に東京・渋谷区の路上で大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕されたことを皮切りに、これまで計6回逮捕され、その度に世間を騒がせてきた田中。彼の薬物依存の実態について、『週刊文春』は田中の周辺人物に取材。過去数回にわたって報じてきた。

「エッチしている間も吸って…」

「空き缶に穴を開けて、パイプ代わりにクサ(大麻)を吸う。30分したら次はコカイン。すぐにまたクサ、コカイン、クサ……とエンドレスでした。エッチしている間も吸っていました」

 そう語ったのは、田中が2017年に大麻所持で現行犯逮捕され、不起訴処分となった後に知り合ったというAさん。出会いは、地方のライブ会場だった。

「最初に『電話番号を交換するなら20万円。信用するために払って』と言われて、ジャニーズ時代から憧れていたので払ってしまいました。その後も、会う度に何かにつけて数万円払わされ、『俺に会うために10万円払う女いない?』と聞かれたこともあります。お金に加えて次第にクスリも要求し始め、『俺はチャリ(コカイン)が欲しい』『お前知り合いにプッシャー(麻薬密売人)いないんだっけ?』とメールが来るようになりました」(同前)

 会うのはもっぱらホテルで、滞在中の数時間、田中はAさんの発言冒頭のように休みなく薬物を吸引していたという。

「そこら中にコカインの粉や大麻をこぼしては、キメキメの目で『もったいねー』と拾い集めてまた吸って。コカインは机にバーッと出してストローで吸う。部屋を出る時に残った分をかき集め、またパケに戻して持って行く。そんな状態なのでいつかまた捕まるだろうなと思ってました」(同前)

 都内在住のBさんも、やはり会うたびに金やクスリをせがまれたという。

「性器をバシバシ叩いてる」大量の自慰動画を送りつけていた

「会ってから何回目かにチラッと『コカインやったことがある』と話したら、しょっちゅう『チャリない?』って聞かれるようになった。『コロナでライブが延期になって収入がないから助けてほしい』って。無視するとお金の無心と一緒に『ご褒美だよ』とオナニー動画が送られてくるんです」

 小誌が入手した複数の動画には、田中が恍惚とした表情で下半身をむき出しにし、右手で陰部をシゴく姿が収められていた。その鼠径部にはタトゥーが覗いていた。

「外で一人でやってるのや、何時間も性器をバシバシ叩いてるやつ、お尻をいじりながらしごいているのなど……15本くらいは届きました」(同前)

 逮捕前は、実家がある千葉県柏市に暮らし、YouTubeの生配信を行うなどして生計を立てていた田中。女性たちに送る動画の内容も次第にエスカレートし、歯止めが効かなくなっていったという。

 このような行動の背景に、薬物依存があったのか。22年1月に田中と出会い、自宅やラブホテルで逢瀬を重ねていたCさんは逮捕直前の様子をこう証言していた。

続きはソースをご覧ください
https://bunshun.jp/articles/-/69031

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