元宝塚歌劇団・花組男役でLGBT活動家の東小雪さんが15日、日本テレビ系の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」にVTR出演し、宝塚歌劇団の内情を語った。

 番組では、今年9月に宝塚歌劇団所属の女性(25)が急死した問題で、同歌劇団が14日に行った記者会見について検証。東さんは「指導とか伝統とか愛があるっていうふうに、そういう言葉に置き換えられると『これが暴力なんだ』っていうふうに認識できなくなってしまうんですね」と切り出した。

「清く正しく美しくからはほど遠いような暴言や人格を否定するような言葉を劇団内で聞いていたし、上級生から下級生への圧倒的な力関係の中で、暴言であったり、寝かせないとかお風呂に入らせないとか、本当にさまざまなハラスメントがある」と明かした。

 劇団員の勤務実態について「1か月以上休みがなかったという事を思い出しました」とし、続けて「本当に誇張なく、深夜から早朝に及ぶし、持ち帰りでも何か作り物があったりして、本当に寝られない状況なんですね」と証言。さらに「例えば娘役さんは舞台で使うアクセサリーが手作りなんですけど、劇団の稽古が終わった後に寮で作っていたりとか、自宅で夜を徹して作っているんです」と説明した。
東スポWEB

https://news.yahoo.co.jp/articles/c07793012b62116bd1ffd7f2425388043338026c