慶応高野球部出身のTBS井上貴博アナウンサーが26日、TBSラジオ「井上貴博 土曜日の『あ』」に出演。母校の甲子園優勝に思いの丈をぶち撒けた。

 決勝の相手は昨年覇者の仙台育英(宮城)。SNSでは甲子園を埋めた慶応の大応援団によるマナー問題や、メディアの〝慶応びいき〟も指摘されている。

 これに井上アナは「仰る通り、見てて気持ちが悪かった。外部OBがはしゃぎすぎだと。私もアナウンサーの分際で」と自省。すると、徐々に涙声になり「私の批判は構わないが、選手に矛先が向けられるのは違う…」。ついには大泣きして「全選手、夏にかけてきた思いは変わらないと思う。慶応だからとか、選手を批判する権利はないと思う。そこだけは許せない」と訴えた。

 その後も井上アナは「外部のバカなOBの僕を責めて」「他の学生スポーツ全部です。選手を責めるのはやめてくれ」と泣きながら懇願。

 決勝5回の2死二、三塁の場面では、外野フライを仙台育英の選手2人が追いかけ、連係ミスで落球してしまった。これに井上アナは「仙台育英の選手がやるのは珍しいけど、大応援団の声で選手の声がかき消されたたと。仙台育英なめんなよ!」と絶叫。「どんな高いレベルで練習してきているか。大事な大会で声が聞こえないのは当たり前なんですよね。それをこうやって彼らは練習してきて。仙台育英に失礼だよね」と述べた。

 仙台育英の選手は落球の場面を振り返り「声は出していたんですけど、相手の応援で全く聞こえませんでした」とコメント。それにより慶応の応援団に批判が集まったが、井上アナに言わせれば、それすらも想定して血のにじむような練習を重ねているはずで、その部分に焦点を当てるのは仙台育英に失礼だということのようだ。

 だが、この「仙台育英なめんなよ」発言がネットでクローズアップされると、コメント欄は荒れた。「マスメディアに関わる者なら、応援はどうあるべきか冷静に検証して欲しい」「井上アナのコメントは中立性を欠いている」「エラーに繋がった球児の気持ちになって」「それを言っていいのは仙台育英サイドの人間だけ」などの声が寄せられている。

東スポWEB
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