女子5000メートル予選2組で田中希実(23=ニューバランス)が6位に入り、決勝進出を果たした。タイムは14分37秒98で、21年に東京五輪で広中璃梨佳(22=日本郵政グループ)が出した14分52秒84を上回る日本記録を更新した。

 現地時間20日の1500メートルでは準決勝敗退。スタートからスローペースの中で中団に位置したが、ラスト1周で一気にペースが上がる中、何もさせてもらえなかった。

 今季は試行錯誤を重ねてここまで来た。それでも「自分が支配しているレースの中でやっていた井の中のかわずのレースだった」と猛省。「自分がしたいことを出させてもらえなかった。世界の壁を感じた。もう1段階、力をつけたい」と話した。

 1500メートル後に「結果で応えられなかったのが悔しい。まだ5000メートルが残っているだけでも救い。頑張りたい」と気持ちを切り替え、会心の走りにつなげた。

https://mainichi.jp/articles/20230823/spp/000/004/036000c

毎日新聞