2023-07-02 22:26 ORICON NEWS

 無数のアーティストとファンから“聖地”と愛されてきた東京・中野サンプラザが、再開発のため2日、50年の歴史に幕を閉じた。

 中野サンプラザは、1973年の開業以来、国内外問わず、数多くのさまざまなジャンルのアーティストのコンサートを開催。アーティストとファンの双方に“聖地”として深く愛されてきたが、開業50年の節目を迎える2023年7月に歴史に幕を閉じた。特徴的なホール大階段など、思い出の詰まった“中野サンプラザ”はこれで見納めとなる。

 5月から2ヶ月にわたって開催された音楽イベント『さよなら中野サンプラザ音楽祭』には、奥田民生やサンボマスター×銀杏BOYZといった豪華アーティストが出演。2日に行われた最終公演は、歌手の山下達郎が務めた。

 最終公演後は、クロージングセレモニーを実施。北島三郎、二葉百合子、鳥羽一郎、里見浩太朗、瀬川瑛子、キム・ヨンジャ、山川豊のサイン入りの記念のイスが贈呈された。赤色の大階段で最後のあいさつも実施。中野サンプラザの佐藤章社長が「50年間」と声を出し、従業員全員で「ありがとうございました」とお辞儀して、50年の歴史に別れを告げた。

 跡地は、住居、ホテル、新しいホールなどが入る施設として生まれ変わる。

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