2023年6月1日 05時00分

アイドルグループ「Kis―My―Ft2」の玉森裕太(33)がディズニー&ピクサーの最新アニメーション映画「マイ・エレメント」(8月4日公開)日本版で主演声優を務めることが31日、分かった。火・水・土・風のエレメント(元素)たちが暮らす”もしもの世界”を描く作品で、涙もろくて心やさしい”水”の青年・ウェイド役を演じる。もう一人の主人公でアツくなりやすくて家族思いな”火”の女の子・エンバーは女優の川口春奈(28)が声優初挑戦で務める。

 「リメンバー・ミー」(2017年)を好きな作品に挙げるなど、元々ディズニー&ピクサー映画のファンでもある玉森。米本社のオーディションを経て今回の大役に決まり「『まさかこうやって一緒にお仕事ができる日が来るんだ!』という驚きもありましたし、うれしかったです。『頑張らないと!』という気持ちになりました」と意気込んだ。

玉森が演じるウェイドはエンバーに新たな世界を見せ、彼女の中にある可能性を教えてくれる重要なキャラクター。エンバーの心を包み込むような優しさを感じさせる声のトーンや、背中を押してくれるような説得力・芯の強さを感じさせる演技が求められる。玉森の内側からにじみ出るような優しい声音もキャラクターにマッチして起用が決まったという。

 玉森はウェイドについて「涙もろいのですが本当にすごく優しい青年で応援したくなるキャラクター。僕はいろいろな人に話しかけるのが苦手なタイプなのでウェイドとは真逆かもしれない」と自身と比較しながら紹介。「いろいろな表情が出てくるので対応できるよう一生懸命やらせてもらいました。ウェイドにしっかりと気持ちをのせてお芝居させていただいたので、いろんな方にこの思いが届いたらいいなと思います」とアフレコを振り返りながら自信ものぞかせた。

火と水という正反対の2人が織りなす物語について玉森は「自分の中の凝り固まった考えも自分と違う人や環境に触れ合うと、こういう可能性があるんだという気付きを2人が教えてくれました。今まで自分では分からなかった自分の可能性に気付かせてくれ、心が温かくなる瞬間もある。この正反対の二人の物語を劇場で味わっていただけたらなと思います」と見どころをアピールした。

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