2023年4月5日 06:15

 急転直下の展開だ。「光GENJI」元メンバーの大沢樹生(53)が東京・北区長選(16日告示、23日投開票)の出馬を辞退し、現職の花川與惣太区長(87)の支援に回ることが4日分かった。5日に記者会見する。

 昨年12月に区長選への挑戦を表明した大沢は、これまで精力的に政治活動に励んでいた。その後、続々と区長選に出馬表明が相次ぎ、大沢を含めて、すでに5人が乱立する状況となっていた。

 関係者によれば、この状況を受け、花川陣営と大沢陣営が先日、会談の場を持ち、政策協定を結んだという。

 大沢は「お世話になった北区に恩返しがしたい」とエンタメ施策「ノースランドプロジェクト」や水道基本料金の全面サポートなどをマニフェストに掲げてきたが、コロナ禍で疲弊している中で、少しでも早く、より確実に政策を実現化する方策を検討。

 花川氏は多選批判や高齢による不安の声が指摘されていたが、大沢は出馬表明時から50年以上にわたって、区政にまい進してきた花川氏の手腕を評価しており、自身の政策を託す形となった。

 大沢は区長選から退くものの区政に新たな風を吹き込むべく、花川氏の全面サポートに回ることになる。ジャニーズ事務所出身者では、初の首長誕生かと期待されたが、お預けとなる。

 区長選には花川氏のほかに自民党が支援する山田加奈子都議(51)、共産党が支援する橋本やすこ氏(70)、無所属の駒崎美紀区議(44)が出馬を予定している。

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