2/18(土) 19:54配信

中日スポーツ

 将棋の第48期棋王戦第2局は18日、金沢市内で指され、後手で挑戦者の藤井聡太竜王(20)=王位、叡王、王将、棋聖=が132手で渡辺明棋王(38)=名人=を破り、2連勝としてタイトル奪取へあと1勝とした。第3局は3月5日、新潟市内で指される。

 藤井が2連勝で渡辺を追い込み、6冠獲得へ王手をかけた。角換わりの戦型となり、仕掛けられたが反撃して攻め合いに。その後は一進一退の攻防が続いたが、守りでは竜を自陣に引きつけ、攻撃では2枚の角で相手玉をにらむ形に持ち込んだ。徐々にリードを広げるとその形を生かして寄せ切った。

 角の王手に対し、玉を3段目へ逃げた局面で藤井は「自玉が安全になって好転したのかなと思ったが、最後まで分からなかった」と振り返った。タイトル奪取へあと1勝としたことに「スコアは意識せずに全力を尽くして指せればと思う」と第3局へ向け抱負を語った。

 一方、追い込まれた渡辺は「目の前の一局というか、そういう気持ちでやっていければ」と話した。

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