「環境破壊は気持ちいいゾイ!」……たしかに今の社会ではアウト!

2022.12.16 Fri 16:00

2023年3月14日に発売決定した「アニメ「星のカービィ」HDリマスター版 まるごとコンプリートBOX」について、発売元のHAL研究所から“不適切表現の注意喚起”が促され、話題を集めています。


◆“クセの強い”オリジナリティを尊重して、原版のまま収録へ

この注意喚起は、先行受注ページに「映像表現の注意」として記載されたもの。内容は下記の通りです。

「本作品には2001~2003年放映のアニメ映像を収録しております。本編の映像・構成・台詞に、現代の社会通念や今日の人権意識に照らして不適切と思われる表現が一部ございますが、制作当時の時代背景と作品のオリジナリティを尊重して、原版のまま収録しておりますことを予めご了承ください。」

https://www.inside-games.jp/imgs/zoom/1164294.jpg

アニメ「星のカービィ」は一見すると子ども向けアニメなのですが、その実態はかなり“クセが強い”ことで有名。当時の社会風刺を盛り込んだ回も多く、一部からは米国の毒舌風刺アニメ「サウスパーク」にあやかって「和製サウスパーク」と評されるほど。

デデデ大王の「環境破壊は気持ちいいゾイ」といった名言や、コックカワサキの「メーベルの占いより、俺の食中毒の方がよく当たるよぉ」といった爆弾発言など、今ならば炎上するであろう表現が複数あります。

さすがに時代が変わったこともあってか、これらの表現にHAL研究所も注意喚起を行ったというわけ。

SNSでは当時を知るファンから、「公式で不適切な表現ありって書いてあるのは面白い」「当時もまあまあ不適切だった気がする」「当時のまま収録されてるのは嬉しいけど、確かに今の社会じゃ炎上するね」などの反応が。

原版のまま収録されることへの喜びや、公式がしっかり不適切表現に言及していること、また「不適切と思われる表現が一部ございます」に対して「一部どころじゃなくない!?」とツッコミがあがるなどし、盛り上がりを見せています。

https://s.inside-games.jp/article/2022/12/16/142576.html