楽天へのトレード移籍が決定した中日・阿部寿樹内野手(32)が16日、秋季キャンプ中のナゴヤ球場を訪れ、片岡二軍監督や首脳陣、チームメート、関係者らに別れのあいさつを行った。

 涌井秀章投手(36)との交換トレード成立の発表から一夜明けて「昨日、(加藤球団)代表から『楽天へ行ってくれ』と聞かされました。今、バタバタしている。決まったけど、実感はわいていないのが一番」と戸惑いは隠せない様子。
それでも「意外にスッと受け入れたではないが、それがプロ野球なので。『分かりました』と。トレードは僕らが決められない。地元(岩手県)にも近づきますし、何よりスーパースターというか、すごい選手も多い。試合をしてても強いし、勉強になればいい」とポジティブに話した。

 現在、ドミニカ共和国を訪れ、新外国人選手の発掘のためウインターリーグを視察中の立浪監督とも電話で連絡を取り「今年頑張ってくれたのであれだけどみたいな。楽天の方でもまた頑張ってくれ、と言われました」と明かした。

 中日での7年間を振り返り「いろんな方と知り合って、人間的にも野球人としても成長させてもらって感謝しかないです」としみじみと話した。

 楽天から期待されての移籍とあって「光栄なこと。素直にうれしい。名古屋のファンが見てくれるように、全国ニュースになれればいいかなと思う」と新天地での飛躍を誓った。

東スポWEB
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