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2022年10月13日 14:24

 教育評論家の尾木直樹氏(75)がブログで、世界大学ランキングでの日本の大学の凋落を嘆いた。

 12日に英国の高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)]は「THE 世界大学ランキング2023」が発表。日本で200位以内に東京大学、京都大学がランクインしたが、東大は前回35位から、39位に、京大は前回61位から68位にランクを下げた。
 
 尾木氏は「日本で200位以内に入ったのはこの東大、京大のみ 東北大ー250位以内 大阪大学ー300位以内 名古屋大学、東京工業大学ー350位以内 中国やシンガポールなどアジアの国々にも負けています 私学は、これまでも早慶も700〜800位!」と指摘した。

 その上で「そもそも大学入試問題からして 世界から3周遅れ、孤立しています 学びのグローバル化の中で 相変わらずの公平・公正さを求めた認知主義学力テストを実施して、その上位者から合格させる」とその手法の古さを批判。

 さらに「今や『非認知的学力』こそ問われるAI時代だと言うのにーー時代の先読みと決断力のない現実には ガッカリですね」と落胆した。

 同ランキングは世界104か国の1799の大学を対象にしランキング化。教育、研究、知識の伝達、国際的展望の4分野にわたりデータを収集し、評価・分析。1500万以上の論文から引用を分析するなどしてラクンキングを決定している。

 1位は英国のオックスフォード大学で2017年から7年連続となる。