シネマトゥデイ 2022年10月12日 12時31分

 俳優のトム・クルーズ(60)が、宇宙での撮影が企画されている新作アクション映画で、民間人として初めて宇宙遊泳(乗組員が宇宙船外で活動すること)に挑む可能性が浮上した。米ユニバーサル・ピクチャーズの会長ドナ・ラングレーがBBCのインタビューで語った。

 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』でトムとタッグを組んだダグ・ライマン監督がメガホンを取る本作は、アメリカ航空宇宙局(NASA)と米実業家イーロン・マスク率いる宇宙開発企業「スペースX」の協力のもと企画が進んでいる。ラングレー会長によると、映画の大部分は地球が舞台となり、主人公は地球を救うため、宇宙へ飛び立つことになるという。

 ラングレー会長は「トムはわたしたちを、世界を宇宙へと連れて行ってくれます。それが計画です」と語ると、「ロケットで宇宙ステーションへと向かい、願わくばトムを宇宙遊泳に挑戦した初の民間人にしたい」と宇宙ロケでの大きな目標を明かしている。

 ちなみに、宇宙での映画撮影はトムよりも先にロシアが実行している。昨年10月、女優のユリア・ペレシルドと映画監督のクリム・シペンコは長編映画『チャレンジ(英題) / Challenge』を撮影するため、国際宇宙ステーション(ISS)で12日間に及ぶ撮影を行った。(編集部・倉本拓弥)

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