広島は7日、球団OBの新井貴浩氏に来季からの監督種運を要請し、本人が受諾したと発表した。12日にマツダスタジアムで就任会見を行う。18年オフに現役引退。コーチ経験はないものの、16~18年のリーグ3連覇の精神的支柱となった頼れるリーダーとして、4年連続Bクラスに沈んだチームの再建に取り組む。

 新井氏は、地元から愛されて将来の監督として待望する声は強かった。球団幹部は「フレッシュさが必要だと思った。ベテランと一緒に戦っていて気心が知れているので、チームを引っ張ってほしい。もちろん監督の仕事はしないといけないが、監督という感じではなく、仲間のリーダーという感覚でやってほしい。厳しさも出してくれると思うし、鼓舞してほしい」と求めた。

 新井氏に求められるのは4年ぶりAクラスではない。球団幹部は「目指すものは優勝」とキッパリ。「再建と若返りという命題もある。次を狙える(次世代を担う)チームも作って欲しい」と期待は大きい。球団は今後、本人の意向も聞きながらコーチ人事にも着手していく。
報知新聞社

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