静岡朝日テレビ 10/5(水) 18:45

静岡県が浜松市に建設を計画している野球場について、プロ野球が開催できる規模のドーム球場にした場合、概算事業費が370億円となることが県議会で示されました。

 浜松市西区にある遠州灘海浜公園の篠原地区に建設が計画されている新野球場は、新型コロナによる社会状況の変化などを理由に見直しが進められてきました。5日の県議会の建設委員会で県側から球場のイメージ案が示されました。
 プロ野球が開催できる2万2千人規模で3つのタイプ、アマチュア専用の1万3千人規模で3つのタイプです。浜松の経済界が要望しているプロ野球が開催できるドーム球場にした場合、概算事業費は最も高く370億円です。アマチュア専用で外野スタンドを芝生席にした場合、80億円と最も事業費が抑えられます。

Q:370億円のドーム球場の実現性は?

自民改革会議
竹内良訓 県議(浜松市選出):「構想段階の予想設備金額とはかけ離れた額。もしそういう所で落ち着くのであれば足りない金額をどこから誰がどのように集めてくるか、そこまで議論しなければいけない」

 また夜間照明が遠州灘で産卵するアカウミガメに与える影響について、専門家らを招き質疑が行われました。県は8月、9月に仮設照明による影響調査を行いましたが、専門家からはまだ調査は十分とは言えないという意見も出ていました。
 県は複数のプランについて関係団体などの意見を聞いたうえで、年内に一つに絞り込み2022年度中に基本計画を策定する方針です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b59c6b8b9c2a74de668ffbf22c6270f4e4f60961