https://pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20220927-00000050-mai-000-1-view.jpg
高橋治之容疑者

高橋元理事を3度目の逮捕 大広の代理店選定巡り、受託収賄容疑
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20220927-00000050-mai-soci

 東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で東京地検特捜部は27日、大会スポンサー契約の代理店選定で広告会社「大広」(大阪市)に便宜を図った見返りに、同社から約1500万円の賄賂を受け取ったとして、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)を受託収賄容疑で再逮捕した。元理事の逮捕は3回目。また、特捜部は贈賄容疑で大広の執行役員、谷口義一容疑者(57)を逮捕した。

 一連の事件は、紳士服大手「AOKIホールディングス」(横浜市)、出版大手「KADOKAWA」(東京都)に続き、第3ルートとして広告業界の中堅企業の幹部が逮捕される事態に発展した。特捜部は他に元理事と共謀したとしてコンサルティング会社「コモンズ2」(同)の社長、深見和政容疑者(73)=受託収賄容疑で逮捕=を受託収賄容疑で再逮捕した。

 元理事の再逮捕容疑は、谷口執行役員らから語学教室運営会社のスポンサー契約の代理店となれるよう便宜を図ってほしいとの依頼(請託)を受け、深見社長と共謀して大広に便宜を図る見返りに2019年1月~22年2月、計約1500万円をコモンズ2に送金させ、賄賂を受領したとしている。【二村祐士朗、井口慎太郎、松尾知典、島袋太輔】