欧州サッカー連盟(UEFA)は、ロシア代表チームのEURO2024予選への出場を禁止した。

2月24日から始まったロシア軍によるウクライナ侵攻。半年以上経過したものの、事態は収束せず、各地で激しい戦闘が続けられている。この武力行使に対しては、国際社会から非難の声が上がっており、フットボール界でもロシアに対しての制裁を実施してきた。

侵攻が開始された直後から、UEFAは国際サッカー連盟(FIFA)とともに、ロシア代表チームとクラブチームを主催大会から追放。男女代表チームはそれぞれ2022年ワールドカップ欧州予選プレーオフ、女子EURO2022でプレーできず、ヨーロッパリーグを勝ち上がっていたスパルタク・モスクワも不戦敗となっていた。

その他にも、当初はサンクトペテルブルクが2022年チャンピオンズリーグ決勝のホストだったものの、UEFAの決定により開催権を剥奪され、またロシア企業『Gazprom』とのスポンサー契約も解消された。

さらに、新シーズンに入ってからもロシアのチームは、UEFA主催のチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ、UEFAネーションズリーグなどへの出場も禁止されている。

そして、UEFAはこの度、ロシア代表チームに対してドイツで開催されるEURO2024の出場権を懸けた予選への参加を禁止することを決定。これにより、10月9日にフランクフルトで予定される同大会予選の組み合わせ抽選会にロシアチームの名前が含まれず、本戦出場の道も断たれる結果になった。

なお、ロシアはこれまでの処分を不服とし、スポーツ仲裁裁判所に撤回を求める訴えを起こしていたものの、7月にこの訴えは棄却されていた

https://news.yahoo.co.jp/articles/270a76d013916457f381d53f48180a3153f7ead6