73歳の今日、ガッツ石松は40分ほどかけて、自宅周辺を散歩することを日課としている。

「いまも『WHY?』と問い掛ける日々です。散歩しながら色々考えますよ。特に最近は、本当に打ちひしがれるようなことが多いからね。コロナ禍、戦争の犠牲になっているウクライナ、その一方で、少しずつ貧しくなっていく日本…社会が刻一刻と変わる中で、私にはいま、どんなことが求められているのか。どうしていまの日本には元気がないのか。私自身が元気に生きていくためにも、いま何をすべきか――私はこれからも、自分にクエスチョンを突き付けながら、その答えを見つけて積極的に動いていきたいと思います」

ガッツ石松の事務所の壁には、こんな言葉が額に入れて飾られている。

<頑張り続ける底力のある奴だけが、最後に最強な運を手にすることができる>

ゴンザレスをKOしたシーンが蘇るとともに、3度目の挑戦で世界ライト級タイトルを獲った男の矜持を見た。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6434330