2022.06.21(Tue)

山本 鋼平

 「伊豆の踊子」「雪国」などで知られる文豪・川端康成(1899―1972)が旧制中学時代、寄宿舎の後輩・清野に向けた愛情の移り変わりと別れを描いた小説「少年」が新潮社から初めて文庫化され、
異例の売れ行きを示している。これまでは全集にのみ収録され、一冊の本にまとまるのは目黒書店より単行本が刊行された1951年以来。
キャッチフレーズ「川端康成のBL」が新たな読者層を掘り起こし、3月28日に初版1万2000部で発売以来、6月には5刷3万部と好調が続いている。

https://yorozoonews.jp/article/14649494