日本ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(50)が、自らの奇策連発にある問題を抱えている。
就任1年目の今季は走者一、三塁からの重盗、満塁からのエンドラン、そして11日の中日戦(札幌ドーム)で決めたツーランスクイズと多くの失敗を重ねながら奇襲、奇策を仕掛け成功もさせてきた。

 とりわけ、春季キャンプから練習してきたツーランスクイズに関しては「一発で成功してくれたことがすごくうれしい。完璧。オレが何をしでかすか分からないというのが選手に伝わっている」とツーストライクからこれを決めた石川亮を絶賛。自らの考えが浸透し始めてきたチームへの手応えを語っていた。

 その一方で、指揮官はある悩みを打ち明ける。それが、シーズンが進むにつれ増える一方のサインの数だ。

 新庄監督は「めちゃくちゃ難しいからねウチのサイン。で、またオレがアイデアを出してきてメモるからサインが増える、増える。これもですか、あれもですかって」と隣でメモを取る林ヘッドコーチの苦労に感謝する。

 6月19日時点で日本ハムのサインは20前後あるといい、指揮官は「俺なら、部屋の玄関にサイン貼っておかないと覚えられないくらい。ちょっと林ヘッドに聞いたら『一番難しい』と。だから他のチームより多いと思う。もう見抜けない、あれは」としながら、当初の希望を断念せざるを得ないことにこう触れた。

「だからオレ、サードコーチャーに立ちたいけど立てない。7点差(の大差)とか、エンドランとバントのサインとか聞いたりして…。立つならファースト」と自らが作ったサインの数に白旗を掲げている。

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