2022年6月20日 2022年6月20日
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現地時間6月16日(木)に、バハ・カリフォルニア・スル州ムレヘ市付近で発生した自動車事故により、『The Chosen One 選ばれし者』の出演者であるRaymundo Garduño CruzとJuan Francisco González Aguilarが死亡、その他6人が負傷し、同作の製作がストップとなった。負傷した他の俳優2名と製作スタッフ4名の容態は安定していると報告されている。

事故は、地元の空港に移動中に8名が乗車していたバンが道路から飛び出し横転したと伝えられている。Netflixはこの事故について現時点ではコメントを出していない。製作会社Redrumは制作を中断し、4月から制作されていた同シリーズがいつ再開されるかは不明。

『The Chosen One 選ばれし者』はメキシコのTVドラマをリメイクしたサスペンスドラマ。ワクチン接種のため、南米大陸の奥地へと向かった3人の医師が、やがて神がかり的な力を持つ信仰治療師と彼を崇めるカルト集団の謎に囚われていく。

今回の事故は撮影現場での出来事ではないが、 製作現場における安全性についてソーシャルメディア上での議論を巻き起こした。2021年10月に西部劇映画『Rust(原題)』の撮影現場での事故で撮影監督ハリーナ・ハッチンスが亡くなったばかり。同作品は撮影現場での安全対策が守られていなかったことが発覚し、約13.6万ドルの罰金を科され、製作は再開されておらず、完成は見込めないものと思われる。

今後、事故の詳細や『The Chosen One 選ばれし者』の製作が続けられるのかどうか、より明らかになるだろう。