野球解説者の石毛宏典氏(65)が14日、自身のユーチューブチャンネルを更新。中日・根尾昂外野手(22)の投手転向について持論を語った。

 根尾は4年目の今季は外野に転向も5月に遊撃再転向。ここまで26試合に出場し、38打数8安打で打率2割1分1厘、本塁打0本、4打点の成績で、守備では右翼で8試合、遊撃で先発出場はなく2試合のみの出場となっていた。一方、投手としても2試合に登板し、いずれも無失点に抑えており、リーグ戦が再開する17日から投手に登録を変更することが決まった。

 石毛氏は「中日ドラゴンズが悩んでる、手にとるようにわかるよね。彼の気持ちはあるのかな、そこに。彼が何がやりたいのか確認して、彼に決めさせたらいいじゃんもうね」とバッサリ。チーム首脳陣を「4年目にしてまだふらふらしてるって感じでね。(根尾が)かわいそうだよ」と話した。

 石毛氏は根尾を「(投打で)ポテンシャルが高い選手」と評価し「ああいう選手はピッチャーか内野手にいてほしいよね」とあくまで投手転向自体は否定せず。一方で「最初はミスも仕方ないだろう。でも、立浪監督は今の守備力じゃ不安で(遊撃手として)使えないって。育てるんだったら無理してエラーしても使えばいい」と根尾を遊撃手としての出場機会が不十分だったことに苦言を呈した。

 その上で投手の野手転向に比べ、野手の投手転向は成功例が少ないことを指摘。「中途半端はやめてください、中日ドラゴンズ」と語気を強めていた。
東京スポーツ
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