4/27(水) 5:15配信
東スポWeb

2年目右腕・森(左)と明るい表情で練習をこなす中日・福留(東スポWeb)

 中日・立浪和義監督(52)がスランプに陥っている福留孝介外野手(45)を全面的に擁護した。

 福留は巨人との開幕戦のみスタメン出場したものの、26日現在で今季は9試合で13打席連続無安打、6三振と打撃不振に苦しんでいる。そのためチーム内外からは厳しい声がちらほらと出始めてきた。

 あるOBは「今の福留は出塁率も1割を切っていて、代打の切り札として全く役目を果たせていない。直球にタイミングが合っていないし、一度、二軍でリフレッシュしてきた方が復調が早いのでは」と指摘する。チーム関係者も「1本出れば変わると思うが、さすがに開幕から1か月ノーヒットなのはチーム的にもつらい。そろそろ立浪監督も福留の起用法に関して見直していくことになるのでは」とみている。

 ところが、立浪監督は福留の不振を意に介さない。「この間(24日の巨人戦で)凡打(左飛)しましたけど、前へ飛んでいた。今まで前にも飛ばへんかったからね。そのうちヒットコースに飛ぶんじゃないですかね」とあくまで復調を待つ構えだ。

 ここまで指揮官がベテランに全幅の信頼を置くのはわけがある。「自分も代打で20打席ぐらい打てなかった。開幕から5月半ばくらいまで」と明かす。実際、コーチ兼任で臨んだ2008年はシーズン初安打が出たのは5月8日の20打席目だった。「つらいです。重たいしね。勝敗を左右するいいところで出ていたのできついが、結果を出すしかない。4打席あったら何とかなるなと思ったけど、そこそこいい投手とかワンポイントが出てくると打つのは難しい。でも、それが仕事なので」と振り返る。

 現在チームは貯金2でリーグ3位とAクラスをキープしており、立浪監督は「今までのことはいい。チームが勝ってきているわけだし、ここから活躍して、何本か貢献してくれればそれだけで十分」とも言い切った。

 球界最年長でこの日、45歳の誕生日を迎えた福留の逆襲を心待ちにしている。

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