2022年4月18日
まいじつ

『NARUTO』作中最大の黒歴史? 秋道チョウジの父親がナルトを迫害していた疑惑

大人気ジャンプ漫画『NARUTO -ナルト-』は、意外に重い設定があることで有名。主人公のうずまきナルトは、「木の葉の里」に住む人々から迫害されていた過去がある。そしてとある身近なキャラクターも、迫害に加担していた疑惑があるという。


ナルトに殺意を向けていた過去

ご存じの通り「NARUTO」は、ナルトが里で一番の忍者である「火影」を目指すというストーリー。そのナルトの同期に秋道チョウジがいるが、実は彼を生んだ「秋道」の家系こそ、ネット上で“どのみち一族”と揶揄される残念な一族だ。

疑惑が浮上したのは、第1話で描かれていたワンシーン。ナルトは野心を利用され、ミズキに騙されるがまま禁忌の巻物を盗み出す。そこで「木の葉の里」から追われる立場になるのだが、追手の忍者たちは「どのみちロクな奴じゃねーんだ。見つけ次第殺(や)るぞ!」という物騒なセリフを吐いていた。

そしてその集団の中に、秋道チョウジの父親・チョウザにそっくりな人物が描かれていたのだ。問題のセリフを吐いていたのが誰なのかはハッキリとしないものの、拳を振り上げて“ナルト狩り”に意欲を見せていたことは確かだ。

チョウジは幼少期からナルトと付き合いがあり、作中では仲間として絆を深めていく。父親が迫害派だったとすれば、黒歴史と言うしかない。このシーンが原因で、秋道一族には「クズの一族」や「どのみち一族」といった不名誉なレッテルが貼られてしまった。


実はチョウザではなく別の人物?

すでに取り返しがつかないほど印象が悪くなっているが、実はチョウザと「見つけ次第殺るぞ!」には“別人説”も存在する。

まず両者の見た目を比べると、大柄な体格や顔の特徴、さらには頬の模様までがそっくりだ。作中に登場する秋道一族たちは、それぞれ頬の模様が異なっている設定。つまりチョウザと同じ模様の人物がいるはずもないので、かなり確定的な根拠となってしまう。

だが、「髪の色」だけは別だ。アニメなどで描かれるチョウザの髪は赤色だが、「NARUTO」のカラー版単行本では、当該人物が金髪となっている。薄い線だが、たまたまビジュアルが似ている別の家系が存在するだけなのかもしれない。

とはいえ、多くの読者はチョウザ本人だと確信しているようで、《単に髪染めてごまかしてただけと思われる》《カラー版では髪の毛の色が違ったけど、絶対チョウジの親父さんだろ》《チョウザを赦すな》《どのみち一族は木の葉の恥》といった声が上がっている。

秋道一族の過去はともかく、その家系を迫害してしまえば、「見つけ次第殺るぞ!」と同じ穴のムジナになってしまう。あまりチョウジたちを責めないであげてほしい。

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