吉永小百合、18年間映画館存在しない長崎・五島に感動届けた 主演映画『いのちの停車場』上映「また来ます」
4/18(月) 5:00 サンケイスポーツ
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女優65周年、歌手60周年の節目の年を迎えた小百合。大きなスクリーンで見る映画の醍醐味を島民と分かち合った=長崎・五島市
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女優、吉永小百合(77)が17日、長崎・五島市の福江文化会館で行われた主演映画「いのちの停車場」の上映会に出席した。

五島列島に1000万本以上自生する椿を使って地域活性化を目指す「五島の椿プロジェクト」の特別企画で、自身がプロジェクトのサポーターを務める縁で実現。昨年5月に公開された同作は、五島でも問題になっている在宅医療をテーマにした作品で、島民に勇気を与えるために訪れた。

当初は昨秋に来島する予定だったが、コロナ禍で延期になっていただけに喜びもひとしお。2011年の初来島以来、2年ぶり5度目の来島を椿に迎えられた小百合は、「なんとしてでもこの春には実施したかった」と念願達成に感激。五島は2004年に映画館が閉館して以来18年間存在しておらず、小百合からの粋な贈り物に約1500人の島民は笑顔の花を咲かせた。

映画に対する思いを届けた小百合は、「60年以上映画の世界で仕事をしてきましたけれども、映画がとても好きで、これからももう少し映画に出演していきたいと願っております」と生涯現役≠約束。「皆さまに見ていただけるような映画を作って、また五島に来ます」と再訪を誓った。

★「お魚がおいしい」

友人の誘いで11年に五島に初めて訪れた小百合は、「とても素晴らしい場所で、特にお魚がおいしい。ホテルの近くの魚屋さんで尾頭付きのタイが200円で売っていたのはびっくりしました」などと述懐。プロジェクトについては「当時は椿のことはあまり知らなかったのですが、椿の生命力やさまざまな活用法を知って、私も是非応援したいと思いました」と声を弾ませ、今後の構想を問われると「パンが好きなので椿酵母のパンが食べてみたい」と提案し、会場を沸かせた。

(おわり)