昨夏の東京五輪空手男子組手75キロ級3位のウクライナ代表スタニスラフ・ホルナがオークションに出品していた
銅メダルを落札したのは、東京在住の日本人男性だったことが判明した。

ウクライナメディア「TRIBUNA.COM」は「日本の買い手がホルナのメダルを購入した。彼は戦後、メダルをアスリートに返す」と
題する記事を掲載。1万ドル(約126万円)からスタートした入札は最終的に日本人が2万500ドル(約258万円)で
落札したことを伝えた。オークションの収益はウクライナ軍や同国の避難民の支援にあてられるという。

さらに同メディアは「オリンピックから1年もたたないうちに、このメダルは東京に戻る。しかし、これで話は終わりではない。
ホルナのメダルを買った男性は東京に住んでいて、娘は空手を練習している。男性は匿名を希望したが、このメダルを
どうするかについて答えた」とし、日本人男性のコメントを紹介した。

「スタニスラフさんがオリンピックで獲得した銅メダルを失ってほしくない。彼が構わないのなら、ウクライナが平和を取り戻した後、
東京に招待してメダルを返したい。再び日本へ来ることを願っています。ウクライナに平和が訪れたら、彼からの連絡をうれしく思う」

同メディアは、この日本人男性について「美しくて強い申し出。そしてまた、非常に勇気を与える物語だ」と称賛している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/752bc30c82dd7568ad32fc81cdfc961c5882731d