GOAL 3/8(火) 21:16

日本代表MF堂安律が、欧州と日本のサッカーの違いやPSVで最も仲が良い選手などについて語った。

堂安は8日、ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタが立ち上げた会員制オンラインプラットフォーム「ALLSTARS CLUB」のイベントに出席。その中で、ファンからの様々な質問に答えた。

「欧州と日本サッカーの一番の違い」について問われた堂安は「スピード感」と回答。「パススピードやカウンターの速さ、頭の回転の速さ、スピード感は欧州が圧倒的」と話し、数年前のコーチからの言葉を例に出して違いを語った。

「19歳か20歳ぐらいの時に欧州コーチに言われたのが、『日本サッカーは野球みたい』だと。1回の表と裏があって、守備をしてボールを奪ったらゆっくり1回裏の攻撃に移っていく、みたいな。ただ、欧州はそうじゃないと。欧州サッカーは(ゆっくり)切り替えている時間もないし、ボールを奪った時には常にゴール前に向かっていくことが必要なので、『その感覚を変えろ』と言われたんです」

一方で、欧州サッカーを経験している中で堂安は、日本の強みとなることについて、「日本サッカーの方が優れていることもたくさんあります。技術面では日本人の方がうまいと思うことは多いし、チームのために犠牲心を払える選手は日本の方が多いですね」と口にし、以下のように続けた。

「海外の選手はエゴが強いぶん、『自分自分』となるけど、日本はチームのために走って、身体を張って助けられる選手が多いです。日本(代表)でワールドカップを優勝したい、夢をかなえたいと思っていますが、欧州の方が優れていると思う部分は取り入れていかないと、日本サッカーもトップ・オブ・トップになっていかないかなと思いますね」

また、「PSVで最も仲が良い選手は?」と質問された堂安は、「真剣にサッカーを語れる仲の良さなど色々ありますが、ふざけ合う仲の良さだと、ポルトガル代表のブルマです」と、27歳のアタッカーの名前を挙げて、「彼はとても陽気で、ずっとヘラヘラしながら『リツー』って言ってきます(笑)」と答えた。

「2年前に同じタイミングでPSVに移籍して、僕自身も彼もあまりうまくいってなくてくすぶっていた時に、『お互い頑張ろうぜ、切磋琢磨して諦めずにやっていこう』と話しながらジョークを言ったりして仲良くなりました。1年間お互いレンタルで出ていて、(今季に)帰ってきてまたチームメイトになって、仲良くしています」

https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/a3d61d290f397160849103f36caea6674b010830&preview=auto
堂安律(C)Getty Images
https://i.imgur.com/5MkfcKA.jpg