「ノーメイクの時が一番魅力的」市川実日子43歳はなぜモテるのか?
2/21(月) 6:12 文春オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/562bb70d060312cdf6033d26bf308c557a3ca9be


 昨秋の晴天下、淡路島の海岸に容姿端麗な2組のカップルが現れた。

「ちょっと足浸かって来ま〜す」

 ふいに海へ歩き出したのは、女優・市川実日子(43)。彼女の自由な振る舞いに、周囲は笑いに包まれた。

◆ ◆ ◆
「カムカム」の撮影現場で空気を和ませる市川

 実はこれ、NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」撮影中の一幕。深津絵里演じる大阪編の主人公るい、オダギリジョー演じる錠一郎、市川演じる京都出身の女子大生・ベリーらのWデートのシーンだ。

「市川さんは深津さんの恋敵役ですが、自然体な彼女が撮影中も空気を和ませてくれるため、現場は終始穏やかです」(NHK関係者)

 舞台が京都へ移っても、深津の良き友として存在感を発揮する市川だが、近年は評価の高い作品に次々登場。18年の「アンナチュラル」(TBS系)、19年の「凪のお暇」(TBS系)、21年の「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジ系)では、主人公の親友役を好演した。

◆「市川さんはノーメイクの時が一番魅力的」

仕事の途切れない市川
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 今季は「DCU」(TBS系)でも、主演の阿部寛の婚約者を演じる。映画もドラマも、話題作には絶対いる市川。なぜこんなにも“モテる”のか。

 人気に火を付けたのは、16年の映画『シン・ゴジラ』。ゴジラの生態を解明する官僚役で、日本アカデミー賞優秀助演女優賞も獲得。共演した塚本晋也が語る。

「難解なセリフが一杯あるので、俳優はみんな必死。でも市川さんは本番直前までスタッフとゲッラゲラ笑っているんで、びっくりしましたね。僕はそんな余裕なかった。ほぼすっぴんの役だったと思いますが、市川さんはノーメイクの時が一番魅力的じゃないでしょうか」

 庵野秀明総監督も市川が現れると顔がほころんだという。塚本との共演は02年公開の映画『とらばいゆ』以来、約15年ぶり。

◆「営業的スマイルとか一切ない」

「初めてお会いした時から、不思議と緊張しない。例えるなら家族みたいに自然でいられる人です。それでいながら、ふと舞い降りてそこにいて、どこかへ消えてしまいそうな、掴みどころのなさもまた魅力です」

 14歳でモデルデビューした当時は、「自分のことを観ないでほしい」と言うほど恥ずかしがり屋だった。03年の初主演映画『blue』の安藤尋監督は、オーディションでの彼女の佇まいを強く記憶している。

「自然というか、まんまそこにいる。営業的スマイルとか一切ない。受かろうが落ちようがどうでもいいというか(笑)。演技指導しても『はあ』と曖昧な返事をするんですけど、実は真面目で一生懸命。台本はすべて頭に入っていたし、鉄棒をする場面では、炎天下で手の皮がめくれるほど練習してくれました。本心はうちに秘めている、(高倉)健さんみたいな人なのかも」

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)

「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年2月10日号