2月5日深夜に放送されたアニメ『ルパン三世 PART6』(日本テレビ系)の第17話『0.1秒に懸けろ』に、『ホロライブ』所属の人気VTuber・大空スバルがゲスト出演。サブカルチャーの古典と最前線がコラボした回となったが、一部のルパンファンたちは苦々しい反応を漏らしている。

※アニメ『ルパン三世』最新話の内容に触れています
最強の警備システムである「L(ルパン)システム」を開発した、天才エンジニアのリンファ。彼女はある日のニュース番組で、ルパンに勝負を持ちかけた。

そのシステムは難攻不落とも思える完成度で、ルパンたちは大苦戦。1秒のズレも許されない作戦に手こずり、最終的にはケンカ別れを起こしてしまう。その一方、余裕の様子を見せるリンファは、銭形に対してルパンへの意外な思いを暴露する──。

大空スバルはこのエピソードで、「コスプレイヤー」としてクレジットされており、数カ所ほど声を聞きとれる箇所がある。わずかな露出だったものの、歴史あるアニメへのゲスト出演ということで、ファンたちは《スバル本当一瞬だけやけど、ルパンに出演してるの草 普通にすごい》《少しだけだけど、こんな有名なアニメに声出演させてもらえるなんてホントすごい…!》《一瞬?だけどTVアニメから声が聞こえたのすげ〜w》と盛り上がっていた。

VTuberは客寄せ? 反発する古参ファン
大空スバルは、YouTubeのチャンネル登録者数が126万人を超えるほどの人気VTuber。そんな彼女が「ルパン三世」に出演したのは、昨年9月に放送されたTV番組『プロジェクトV』(日本テレビ系)内の企画がきっかけだった。

TV局の都合でゲスト声優が決まることは珍しくもないため、普通であればとくに気に留めない人が多かっただろう。しかしVTuberについてはなぜかアニメファンや、年齢層の高いオタクから目の敵にされている側面がある。

そのため、今回のゲスト出演についても《素人が俺のルパンを汚さないでくれ。頼む》《なんかVTuberが声優として出るとかいうの見て、もう見るのやめようと思った》《VTuberがルパンはなんか違うだろ》《ルパンにまで…なんでアマチュア以下の素人使うん? VTuberなんか使わんで新人声優さんにチャンスやれよ》と反発する人々がいたようだ。

そもそもアニメやゲームなどでVTuberを起用する場合、客寄せ効果を狙ったものが多い。今回の場合はあくまで番組の企画だったが、外野からは同じような印象で見られてしまったのかもしれない。とはいえ演技が浮いていたならともかく、作品に馴染んでいた以上、とやかく言うことでもない気はするが…。

いつかVTuberたちがアニメに馴染む日は来るのだろうか。
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大空スバル
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