フィギュアスケート女子で禁止薬物の陽性反応が出たロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)の一連の報道について、第一報を報じた記者と、ワリエワに「ドーピングをしたのか?」と問いかけた記者が殺害予告などにさらされていると12日、英紙ガーディアン電子版が報じた。

 同紙によると、9日にワリエワの陽性について報じた「インサイド・ザ・ゲームズ」の記者が、殺害予告や誹謗(ひぼう)中傷、「自分のお茶を飲む前に確認した方がいい」などの警告を受けたと明かしたという。記者は、ロシアからの誹謗(ひぼう)中傷は膨大で、他のメンバーも北京市内のメインメディアセンターで、ロシアメディア関係者と衝突したと明かした。

 また、11日にワリエワが練習を行った後のミックスゾーンで、「ドーピングをしたのか?」と聞いた英国人記者も、ネット上などで激しい批判にさらされているという。ミックスゾーンでは、ワリエワは回答を拒んだが同じ場所にいたロシアメディアが「あり得ない!」と憤慨。英国人記者もひるまず、現場は一時騒然となっていた。

2022年2月12日 16時29分
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