プロ野球、1日に16選手の陽性発表は今年最多…止まらぬ感染拡大、キャンプインへ影響懸念


新変異株「オミクロン株」が猛威を振るう中、28日もプロ野球各球団から新型コロナウイルス感染や濃厚接触者の報告が相次ぎ、計16選手の陽性が発表された。

1日に16人の陽性発表は今年に入って最多で、2月1日にスタートする春季キャンプへの影響が懸念される。


DeNAは大和内野手、牧秀悟内野手、京山将弥投手、浅田将汰投手、チームスタッフ1人の陽性判定を報告。
大和は発熱があったが、すでに回復しているという。

牧は喉の痛みと鼻水の症状があり、京山と浅田は無症状。
また、松本隆之介投手が20日に陽性判定を受け、現在自主隔離中であることも併せて発表された。伊勢大夢投手は濃厚接触者の判定を受けた。


ヤクルトは池山隆寛2軍監督、福川将和2軍バッテリーコーチ、元山飛優内野手と球団スタッフ2人が27日の定期PCR検査で陽性と判明。
池山2軍監督、元山と球団スタッフ1人は発熱や頭痛などの症状があるという。


日本ハムは林孝哉ヘッドコーチ、吉田輝星投手、渡辺諒内野手、浅間大基外野手がPCR検査で陽性に。
浅間はせきなどの症状があり、林ヘッドと渡辺は無症状で、それぞれ自宅療養をしており、吉田は無症状で沖縄県名護市内で自主隔離して療養する。

オリックスは海田智行投手、中川圭太内野手、育成選手の川瀬堅斗投手、育成ドラフト2位の新人・園部佳太内野手が陽性と判定。
現時点では4選手ともに無症状という。同じく陽性判定だった3人のスタッフとともに隔離療養している。


巨人は井納翔一投手が陽性判定に。発熱などの症状はなく、ホテルの自室で療養している。
チームは28日からの合同自主トレに向けて前日に空路で宮崎入り。井納以外の選手、スタッフ57人はPCR検査で全員陰性だったが、井納と同便で移動し、席の近かった数選手は当面の間、チームから隔離する措置を取った。


ロッテは伊志嶺翔大走塁コーチ兼打撃コーチ補佐兼外野守備コーチ補佐、菅野剛士外野手の感染を確認。
阪神は藤井彰人バッテリーコーチ、中日では三ツ俣大樹内野手と2020年にも感染した片岡篤史2軍監督が陽性となった。


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