1/27(木) 21:51配信
スポーツ報知

井上尚弥

 プロボクシングの主要団体WBOは26日(日本時間27日)、WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)が4月23日、英国リバプールでポール・バトラー(英国)と5度目の防衛戦を行うことを設定したと発表した。カシメロが試合前日に行われる公式計量に出席しない場合は、タイトルを剥奪することを明らかにした。

 カシメロは昨年12月11日にアラブ首長国連邦ドバイで行われる予定だったポール・バトラー(英国)との防衛戦前日、体調不良により計量をキャンセルした。WBOは10日以内に診断書を提出しない時には王座剥奪(はくだつ)を通告、カシメロ陣営は「ウイルス性胃炎」とした診断書を提出した。WBOは、これが「正当な理由」として認め、カシメロに対し、引き続き王座を保持することを認めていた。

 主要4団体統一を目指すWBA&IBF世界同級統一王者・井上尚弥(大橋)が次戦の対戦相手候補として、WBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)とともにカシメロの名前を挙げている。井上陣営は次期防衛戦を「6月に首都圏」で行うことを目指しており、ライバル2人の動向が注目されていた。

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