1/11(火) 8:03配信
デイリースポーツ

 体操男子で12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪個人総合2連覇の内村航平(33)=ジョイカル=が11日、現役を引退することを発表した。09年〜16年まで五輪、世界選手権で8連覇を飾り、“絶対王者”と呼ばれた国民的ヒーローの引退に、SNS上では国民栄誉賞への期待の声も上がった。

 これまで五輪を最高峰とする競技では、柔道の山下泰裕(1984年)、マラソンの高橋尚子(2000年)、レスリングの吉田沙保里(2012年)、伊調馨(2016年)、フィギュアスケートの羽生結弦(2018年)が受賞している。

 国民栄誉賞の表彰規定は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」とある。体操という怪我のリスクが高く、選手寿命も決して長くない競技において、前人未踏の世界8連覇は驚異的な実績。死闘を制し、連覇を成し遂げたリオデジャネイロ五輪や、度重なる怪我を乗り越え、鉄棒に絞り、東京五輪代表入りを勝ち取った姿も、国民の感動を呼んだ。受賞には十二分に値するとみられる。

 ツイッターなどSNS上では「十分国民栄誉賞に値する」「俺の中では断トツの国民栄誉賞」「彼こそ国民栄誉賞」と、授与を求める声が相次いでいる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4d5b47aa9a2e18b2a4ebe7554763ccfa87a88e2e