「サンダーバード」満島ひかりのペネロープは“ムチ強め”、黒柳徹子からコメントも到着
2022年1月6日 21:01 ナタリー
https://natalie.mu/eiga/news/460684
https://ogre.natalie.mu/media/news/eiga/2022/0106/thunderbird55_202201_15.jpg
https://ogre.natalie.mu/media/news/eiga/2022/0106/thunderbird55_202201_01.jpg
スティーヴン・ラリビエー(中央)。
https://ogre.natalie.mu/media/news/eiga/2022/0106/thunderbird55_202201_13.jpg


「日本語劇場版 サンダーバード55/GOGO」の先行上映イベントが本日1月6日に東京・新宿ピカデリーで開催され、声のキャストである満島ひかり、井上和彦、森川智之、日野聡、構成担当の樋口真嗣が登壇した。

本作は、イギリスの熱狂的なファンがクラウドファンディングによって制作した特撮テレビシリーズ「サンダーバード」のエピソードを、樋口が日本公開用に構成した特別版。

本作のスペシャルCMに出演した西川貴教のメッセージ動画からスタートした同イベント。満島は「取材のとき、『この機会に話したくて』と記者側から言ってくるくらい、サンダーバード好きの方がたくさんいらっしゃって。お友達のお父さんお母さんからも『小さい頃から好きだったよ』と声を掛けられたりして、本当に愛されているんだなと思いました」と周囲の反響を明かす。

パーカー役の井上はリアルタイムでテレビシリーズを鑑賞していたそうで「プラモデルは全部持っていましたし、中でもパーカーが大好きだったんです。声優になって、パーカーのような歳の役ができたらいいなと目標にしていたので、どストライクでお話が来て『いいんですか!?』と」と述懐。続くスコット役の森川は「2号が好きでした。砂場を占拠して『サンダーバード』のプラモデルやおもちゃで遊んでいたので、オファーには小躍りしましたよ」とガッツポーズを見せる。またバージル役の日野が「2号が好きだったので(2号操縦士の)バージル役はうれしかったです。それに『はい、パパ!』と言えるのが幸せでした」と話すと、会場からは拍手が上がった。

テレビシリーズ版でペネロープを演じた黒柳徹子から役を継いだ満島。黒柳版をどのように意識したのか尋ねられると「どれだけ気持ちをマネしても、私自身から出て来るものがないといけないと思いました」と答え、(吹替演出の)伊達(康将)さんには『あなたのペネロープでがんばろう』とおっしゃっていただいたので、自分のままでと。私のペネロープのほうが(アメとムチの)ムチが強めになっているかと思いますが(笑)」と続けた。

樋口は「最初にお話をいただいたときは、まず声のキャストが気になりましたね。我々は日本語吹替版(のテレビシリーズ)を観てきたので、今回も日本語じゃないと駄目だと」と回想。「でもキャストを知って、これはいい!と思いました。懐かしさを追いかけるだけでもなく、話題集めだけのキャストでもなかった。皆さんすごくよかったです」とたたえると、キャスト陣はうれしそうにお辞儀をする。

イベントには、監督スティーヴン・ラリビエーもリモートで参加。「新作を作るとしたら?」というお題には「万が一そういう機会が与えられたときのために脚本を作ってあるんです。アンソロジーシリーズで、油田が吹っ飛んだり飛行機が墜落したり……やはり1960年代のもの以上の作品は作れないので、シリーズのカラーを踏襲しようと考えています」と意気揚々と展望を語る。それを聞いていた井上は「僕は派手なものを見たい。日本で困っているところを助けに来てほしいですね。東京タワーに繭が作られたり」と「モスラ」にちなんだ冗談を飛ばして、笑いを誘った。

サプライズで黒柳からのビデオメッセージも上映。黒柳から「満島さんのペネロープは私より落ち着いた感じがして、信頼できる感じがする」「満島さんのユーモアのあるところが大好き」とコメントを贈られると、満島は「黒柳さんの発する1つひとつの言葉から、宇宙が広がっていくような感じがします。受け継げることに喜びを感じています」と感無量の様子。そして「愛される作品に育ちますように」と期待を込めてイベントを締めた。

ジャスティン・T・リー、デヴィッド・エリオットも監督を担った「日本語劇場版 サンダーバード55/GOGO」は1月7日に劇場公開。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)