12/30(木) 5:15配信
東スポWeb

意気込みを語ったサトシ

 柔術マジシャンは新境地をみせるのか。

 大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)で矢地祐介を相手にV1戦に臨むRIZINライト級王者のシン・柔術マジシャン≠アとホベルト・サトシ・ソウザ(32=ブラジル)が燃えている。

 29日にオンラインで行われた出場全選手インタビューに出席したサトシは、昨年8月に下している矢地との再戦を前に「打撃のコントロールとか投げのコントロールとか。私は柔術の選手だけじゃない」と口にした。ボンサイ柔術のエースで、今年は盟友のクレベル・コイケとともに三角絞め旋風≠巻き起こしたが、今回はそれとは違った姿を見せるつもりのようだ。

「今がRIZINのチャンピオンだから。それで少しでも、もっといい試合をみせたいね」と意気込むと、打撃を得意とするお祭り男・矢地を向こうに回して「やりあう気、あります。今までそんな打撃使ってないから、やりたいね」とキッパリ。さらに「KOパンチとKOキックが私、ありますから。打撃の得意技がありますから。あんまりRIZINの試合でキック使ってないけど、最近は良く練習をキックやっている。それを見せたいです」と話した。

 その自信を裏付けるのが、元シュートボクシング世界スーパーライト級王者・鈴木博昭の存在だ。鈴木も今大会に出場し萩原京平と対戦するが、寝技強化のために現在ボンサイ柔術に出げいこに来ている。そこでサトシらボンサイ勢は、逆に鈴木から打撃を教わっているというわけだ。サトシは「仲間内で練習できるから、モチベーションすごい上がる」と語気を強める。

 もちろん、油断は全くなしだ。「彼の試合を勉強したから。最後の2試合はみんな投げられない」と、矢地の試合を研究したと明かし、ここ2試合で対戦した川名TENCHO雄生と武田光司がテークダウンに苦しんだと指摘。その上で「(矢地は)投げのディフェンスうまくなったけど、この2人の投げと私の投げはちょっと違う。よく勉強したからその辺、緊張しない。でも投げができなくても打撃に自信があるから」と不敵に話した。

 V1戦でも「私ベルトのこと、今はチャンピオンになったから、そんなに気にしない。自分にプレッシャーをいれていないから」と自然体を強調するサトシ。1年ぶりの再戦だが、ブランニューヤッチ君となった矢地を再び撃退できるか。

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