2点のビハインドをひっくり返す
 現地時間12月19日、ベルギー・リーグ第20節が行なわれ、三笘薫が所属するユニオン・サン=ジロワーズはセルクル・ブルージュをホームに迎えた。

 三笘は左ウイングバックで4試合連続の先発。サポーターが詰めかけたホームスタジアムでの一戦は熱気に包まれたなか開始された。

 しかし8分、24分とカウンターから失点を喫し、前半を0-2とリードされた状態で折り返す。

 三笘は左ウイングバックの位置から攻守によく絡むが、なかなかフィニッシュまで結びつかない。そんななか、57分にCKを処理したGKモリスからのフィードに反応した三笘が、素早く前線に展開し、右サイドにはたく。


 これに後半出場のモリスが反応し、右サイドからクロスを上げる。一度はDFに弾かれたものの、こぼれたところに詰めていた三笘がダイレクトシュート。ボールはポスト上に当たりながらもゴールに吸い込まれた。

 三笘の今シーズン5得点目で1点差に詰め寄ったユニオンSGは、さらに攻勢を強める。75分には左サイドから三笘がゴールラインすれすれまで切り込み、マイナスのパス。中央の味方が蹴りこんだシュートは守備網に阻まれるが、狭い場所での攻防が続いた末、ボックス内に上がっていたニーウコープが押し込み、同点とした。

 さらに90分、右サイドのヴァンゼイルが放り込んだクロスを、セルクル・ブルージュDFジェスパー・ダーランドがカットしてGKに戻そうとしたが、パスが逸れるという痛恨のミス。ボールはGKの横をすり抜け、ゴールに吸い込まれた。

 結果、スコアを3-2とし、劇的な逆転勝利で勝点3を得たユニオンSGは、首位をキープ。三笘は2ゴールに絡む活躍でチームの4連勝に貢献している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

https://news.yahoo.co.jp/articles/88f18a6b48bd7c16e05d91abc07cb4464d856667