0001愛の戦士 ★
2021/12/05(日) 07:57:56.28ID:CAP_USER9ファミコン時代、アニメや漫画を原作とするファミコンソフトがたくさん登場。“キャラクターもの”のゲームたちは、当時のチビっ子を夢中にしました。これを言うと「ファミコンのキャラゲーにはクソゲーが多かった」など、ひとくくりにされる方もいるかもしれませんが、ファミコン初期の頃はそんな情報もなく、ただ純粋な気持ちでなけなしのお小遣いを投じていたのです。
当時小学生だった自分も、大好きなロボットアニメがゲームになるや、兄弟でお年玉を出し合って購入代金を工面したり、あらゆる記念日を口実にねだったことを思い出します。そこで今回は、個人的に印象深いファミコン初期に遊んだ「ロボットアニメ作品のゲーム」を振り返ってみたいと思います。
■初めて購入したロボットアニメのソフト
おそらくファミコンで一番最初に発売されたロボットアニメをモチーフにしたゲームは『超時空要塞マクロス』(バンダイ/1985年発売)だったと思います。そしてこのソフトが、私が最初に買ってもらったロボットアニメのゲームでもありました。
バンダイが発売したゲームなのに、パッケージやカセットには「ナムコ」の文字があり、カセットの形状や色もナムコの『ゼビウス』などと一緒。ナムコの黒カートリッジの上部には「namcot」の刻印がありますが、マクロスのカセットの刻印は「namco」となっています。
これは同ソフトの開発がナムコで発売元がバンダイというのが理由。まるで20年後に実現する「バンダイナムコ」の誕生を先取りしたかのようなソフトだったワケですが、当時はもちろんそんなことを知る由もありません。ただ、ちょっと前にバンダイが発売した『キン肉マン マッスルタッグマッチ』がものすごく面白かったので、めちゃくちゃ楽しみにしていたことだけは覚えています。
■初見のインパクトに惑わされた?
そんな期待が高まる中、『マクロス』初プレイ時の強烈な印象が忘れられません。デフォルメされた可愛いリン・ミンメイがトコトコ歩き「ジャーン!」とドラを鳴らす演出。そこから流れ出す軽快なBGMは、アニメでおなじみ飯島真理さんの『小白竜(シャオ・パイ・ロン)』のアレンジです。
さらに主役機のバルキリー(VFー1S)も、アニメと同様に“ファイター”“ガウォーク”“バトロイド”の三段変形をゲーム内で再現。自機のタイプを随時切り替えることで性能が変わるシューティングゲームは新鮮で、まさに自分が心に思い描いていた通りの『マクロス』のゲームが始まった……と思いました。そのときは。
ファミコンの『マクロス』は横スクロールタイプのシューティングゲームで、ステージ前半はふつうに弾をかわして敵を撃破し、後半はブリタイ艦の内部に侵入。中枢のコアのようなところを破壊すると1面クリアという内容です。
しかし、これを1時間も遊ぶと、想像以上に単調なゲーム性であることにイヤでも気づきます。しかも最大の特徴である三段変形はガウォーク以外の使い勝手が悪く、むしろガウォークだけでクリアが可能。
BGMも、いきなり挿入歌の『小白竜』が流れたので期待しましたが、どれだけ先に進んでも延々と『小白竜』が流れるのみ。最初に挿入歌が来たら、OP主題歌の『マクロス』とかED曲の『ランナー』とか、劇場版の『愛・おぼえていますか』とかも流れると思うじゃないですか……。
とはいえ当時のオーソドックスなシューティングゲームより画期的な要素があったのは間違いなく、もちろん“クソゲー”と呼ぶほどダメなゲーム内容ではありません。ただ、純粋に自分の心の中の期待値が高すぎただけなのです。それでもときおりファミコンのシンプルな音源が奏でる『小白竜』が聴きたくなり、今でも定期的にプレイしてしまうゲームです。
■ガンダム初のファミコンソフト
当時一番ハマっていたロボットアニメと言っても過言ではない『機動戦士Zガンダム』をモチーフにしたゲームソフト『機動戦士Zガンダム ホットスクランブル』が1986年にバンダイから発売されます。
※続きはリンク先で
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6062e48fb4c37bf6b570ff604a0c5e441aca6e9
ファミコン『トランスフォーマー コンボイの謎』(編集部撮影)
https://i.imgur.com/aDnhQLl.jpg