2021年12月2日
まいじつ

『呪術廻戦』のパクリ? ジャンプ新連載『ドロンドロロン』に早くも暗雲…

11月29日発売の『週刊少年ジャンプ』52号から、大須賀玄による新連載『ドロンドロロン』がスタートした。3週連続新連載のトリを飾る作品となったが、読者からは別作品との“ネタ被り”を心配されているようだ。

「ドロンドロロン」は、悪しきモノノケがはびこる日本を舞台とした漫画。モノノケを駆除する「侍」を目指していた主人公・佐々木ドラは、ある事情から夢を断念することに。しかし、モノノケにもかかわらず優しい心をもつクサナギとの出会いをきっかけに、戦いへと巻き込まれていく──。

正義感の強いドラと、お人好しなクサナギというバディの出会い、そして2人が力を合わせて敵と戦うバトル…どこをとっても王道に近い作風と言える。そのため王道ファンタジーが好きな層からは、かなり高く評価されているようだ。

しかしその一方、同作の世界観が「ジャンプ」50号から始まった賀来ゆうじの『アヤシモン』と被っていることを指摘する声も。読者の間では、《ドロンドロロンも妖怪系かよ アヤシモンとネタ被りしてんじゃん》《同じ新連載のアヤシモンとネタ被りしてるのが心配》《ドロンドロロンの王道感めちゃくちゃいいけど、アヤシモンも妖怪だし競合になりそう》といった声が相次いでいる。


ネタがモロ被り? さらにあの人気漫画と比較する声も…

「ドロンドロロン」に登場するモノノケは妖怪をモデルとしており、「侍」や「クサナギ」といった単語からも和風ファンタジーの雰囲気を感じられる。

その一方、「アヤシモン」は怪力人間・海堂マルオと謎の少女・ウララがタッグを組み、新宿歌舞伎町で裏社会を牛耳る「妖し者」とバトルを繰り広げるストーリー。細かな設定はもちろん異なるが、“妖怪と戦う和風ファンタジー”という点でかなり近い印象を受けてしまう。

同じようなジャンルの作品が掲載されれば、ファン層の奪い合いになることは容易に想像できる。「アヤシモン」の作者・賀来は、「ジャンプ+」で人気漫画『地獄楽』を連載していた実力者でもあり、後発の「ドロンドロロン」は苦戦を強いられるかもしれない…。

しかしそんな中、同じく和風ファンタジー枠である『呪術廻戦』を引き合いに出す人も。新連載がどちらも「呪術廻戦」に“食われてしまう”ことが危惧されており、《ジャンプの新連載、設定が似すぎやし、どっちもほぼ呪術廻戦なんだよなぁ》《アヤシモンとドロロンが共食いして呪術が残る、死滅回游です》といった指摘があがっていた。

果たして「ドロンドロロン」は「アヤシモン」、そして「呪術廻戦」に食われることを避けられるのか。「ジャンプ」漫画の生き残りをかけた戦いは、ますます激しくなりそうだ。

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