炎上は人々の娯楽として身近な存在になった

 (略

 メディアはあくまでも炎上を特定著名人に押し付け、PVというおいしい部分のみ獲得するのである。元々ネット炎上については、不用意な発言をした一般人が、匿名掲示板・2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)等でボコボコに叩かれ、身元が特定されたり、ブログのコメント欄に批判が殺到することが定番だった。

 だが、2008年、歌手の倖田來未がラジオ番組で「35歳を過ぎるとお母さんの羊水が腐る」と発言をし、それをネットニュースが報じてからはテレビ・ラジオ・SNS・ブログ・YouTube等での発言もニュース化され、炎上が頻発するようになった。

 さらには、著名人だけでなく、「バカッター」に代表されるように、無名の一般人であっても愚行や失言や差別的発言をするとまずは炎上し、それが記事化され、炎上がより活発化し、最後はアカウント削除という形で「延焼」するのである。とにかく今の時代、炎上は人々の娯楽として身近な存在になっているのだ。
★抜粋
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c87a0ec8fef9540850f378d038541dc8b1a2305?page=2